2017-05-23

DOKU - HAKU

画像はノモトヒロシさんの真鍮ピアス。美しいです。






どんな行為も、できるだけ、
気持ちよく美しくありたいと願います。


先日の日曜日、一瞬、こころが凍りました。

ありんこ菓子店では、特に週末のオープン時の混雑を避けるために、
「苦肉の策」として、
「おとり置きの予約」をメールにて承っております。
ただし、こちらも先着順であり、
お店での販売分も確保しなければいけないため、
ご希望のお菓子の量の全てをおとり置きできないことがあります。
その場合、確保可能な数をメールにてお知らせしております。

繰り返しますが、
おとり置き・予約は、
オープン時の混雑・路上駐車(路上停車)をできるだけ避けるためです。
お互いにゆっくりと気持ちよく居るためです。


ですので、先日の日曜日に、
おとり置きを(ご希望の数には添えなかったのですが)していたのにもかかわらず、
オープン時の本当にパツパツなときに、
ご希望に添えなかったお菓子の数を店売り分から確保するためだと思うのですが、
そのお客さまが路上停車をしていらしたとき、
自分の顔がどうしようもなく歪んでしまいました。
その場にいらした他の方も、お気づきだったと思います。


あれからずっと、
些細なことだ些細な事だささいなことだと言い聞かせていましたが、
私はそういうことが嫌いなので、ここに書くことにしました。

おとり置きご予約分は、12時以降のお渡しになります。
オープン混雑時にいらした場合、そのお取り置き分は無効になり、
店舗での販売分にまわします。


お菓子を買っていただくことには、本当に感謝しております。
ありんこサイズながら、精一杯まっとうに尽くしています。


私は魂を売りません。














2017-05-20

少しずつ。












自分の目を通して、いいなぁと思ったものたちを。

実物をご覧になったら、もっといいかもしれないし、
写真のイメージとは違うかもしれませんが、
気になった方はぜひ面会(?)にご来店ください。
まだたくさんあります。


画像は、彫金作家・ノモトヒロシさんのピアスです。









2017-05-17

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窓に、雨の描いた絵。

この切なさを

ベリーとチョコレートのローフに。






















2017-05-12

S◯S-------------------------------------------------------------

予測はしていたけれども、今日はひまだったなぁ

こういうときはtwitterとかfacebookとかでそのつどお知らせをするという、
今流のやり方ができない。
いっとき登録してみたものの、発信に至る前に要らない情報の濁流にのまれたり、
文章が好きだった書き手のつまらない呟きや宣伝が見たくなくて、登録抹消した。
かろうじて続いているinstagramもお店情報はほとんどなくて、猫の写真ばかりだ。

来てみなければ何もわからない店・ありんこ菓子店。

でもそれでもご来店の方にお菓子だけではなくて、作家さんの作品や朽ちてていい感じの古道具や、その他もろもろを、
ちょっとした運命の出逢いのように大切にお持ち帰りいただけるのが、とても嬉しい。


今日は、不器用な自分の線と優しさと好奇心いっぱいなお客さまの線がクロスした。
その瞬間がそれはそれは美しくて心が震えてしまいそうになった。

















2017-05-05

2017-04-29

5月の営業日です。



5月の営業日です:


12(金)

16(火)

21(日)

25(木)

31(水)



営業時間:

11−16時



*路上駐車はご遠慮いただいております*

*生菓子は数が少ないため、
1ファミリーさま合計2個までとなります。
(焼き菓子の制限はございません)*


+いつもご協力ありがとうございます+


バターの供給が今のところ滞っていないので、
在庫がなくならないよう、
なるべくたくさんの焼き菓子をご用意してお待ちしております。
ぜひぜひ!





テレビが10年前から無いので、もっぱらyoutubeで。
なんのこだわりもないけれど、気に入るとしつこいくらい再生。
☝の曲は「どれだけの〜名前をください」の部分に魂をつかまれる。
こんなお菓子がつくりたい。


















2017-04-23

もしも、


桜は まだ 咲かない。



名鉄で犬山から岐阜へ向かっていた。
桜の花びらのふぶきが、ひどく綺麗だった。
おおきな失意の中だったから、いっそう美しかった。

もしも、人生で1本だけ映画を撮っていいよと言われたら、
あのシーンはかならず。














ここのところ、いろんな生菓子をつくっている。

でももしも、あと3つだけしか食べてもらえないとしたら、
杏仁豆腐と
2層のチーズタルトと
それから、
黒い森のさくらんぼのケーキにする。



咲く前から散って食べちゃう、桜の話。
















2017-03-29

4月の営業日です。







4月の営業日です


11(火)

15(土)

19(水)

23(日)

27(木)



営業時間


11−16時



*路上駐車は交通の妨げになり大変危険ですのでご遠慮いただいております*

*生菓子は数が少ないため、1ファミリーさま合計2個でお願いしております*

何卒よろしくお願いいたします。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


2日前に本気の雪が降って、
夕暮れどきに友達ふたりで写真を撮りに繰り出した。

「スノードームの中みたい!」

枝についた大きな雪の固まりがドサドサ落ちてくるのも楽しくて、
誰も来ない秘密のスポットでふたりで何度もシャッターを切った。


子供の頃、病床の母を置いて、
父の兄弟が住む北関東に来ていた。

雪が少しだけ積もっていたので、ビニール袋をもらって雪を大事に大事に詰めた。
これを母のお見舞いに持って行こうと思ったのだ。
その様子を見ていた年下の従兄弟に「そんなのとけちゃうにきまってるじゃん」と言われても、袋をギュッと結んで、
とけないでと雪にお願いしながら帰りの車に乗った。
雪を見たらきっと喜ぶからきっと元気になるから、だからとけないでと祈った。


あれから何年も何年も経って、今はお互い別々の雪国に住んでいる。
たとえ写真で雪の景色をと思っても、きっと、
「雪なんていらんわー」と言われそう。
でもそれなりに元気ならば、いいのだ。
雪の代わりにスノーボールクッキーを袋に詰めて、
今度送ろうと思う。

































2017-03-24

ずっと。


わかってしまった。

こどものころから、ずっと、

すきなものはかわらないということ。




↑人生初めてのライブは横浜アリーナ最前列まん中を2日連続。






2017-03-10

YOU&ME











2017-02-17

*ありがとうございました*



NATURさんでのバレンタインのお菓子、無事にお求めいただけたようです。
前回のブログの必勝八巻を読まれて駆けつけて(お電話してくださった)方々、
どうもありがとうございました!

初日に在庫が足りなかったので、その後は少し多め(?)で納品していましたが、
バレンタインデー当日の最終日用に幾つ必要か、ほとんど賭けでした。。。

11日間でしたが、ご来店いただきましたみなさま、
ご検討くださいましたみなさま、
そしてNATURのみなさま、
星野リゾートのみなさま、
どうもありがとうございました!

猫(家族)が元気で、バターがあって、販売する場があって、お求めいただけるのは
本当に有り難いことです。


ありんこ菓子店の名前の由来のひとつ、

ARI GATEAUX、 アリガトゥ !


を心こめて。








2017-02-13

さいごの おとこに ぱたり。  バレンタインその3


 明日は2月14日、バレンタインデーです。
今日はNATURさんでのバレンタインのお菓子、最終日分をたくさん納品してきました。



ラッピングに使いたくて、1月から夜なべの内職的に毛糸でポンポンを。
猫のオモチャに最適(当社実績)


箱を開けると紙モノ(お気に入り)が入っていて、その下は……




断面は


弊社スタッフ・モフモフ(入社3年)と一緒の三毛です。


。。。。。。。。。。。。。



1月の定番のお菓子通販からバレンタインのお菓子までの約1ヶ月、
午前3時まで全力で走りました。

昨日深夜は振り向いたら頭を棚に強くぶつけて☆がいっぱい。
痛いと思った瞬間に「目が覚めてよかった!」と嬉しくなって
ランナーズハイの気分をあじわいました。


全力の渾身のどすこいの
すんごいお気に入りのお召し上がりいただきたいお菓子です。

どうぞみなさま、清き一票を!!
私を男にさせてください!!!
(それはムリ)
さいごのおねがいにまいりました!!!
なにとぞ!!!


。。。。。。。。。。。。


*これまでご購入のみなさま、本当にどうもありがとうございます*

*通販のお問い合わせをくださったみなさまへ*
もしかしてもしかしたら、
2月14日午後4時前後(5時閉店)に通販可能な在庫があるかもしれません。
バレンタインに間に合わないですが、
それでもオッケーよという方がいらしたら、
NATURさんにお問い合わせしてみてください。
(☎0267-31-0737)
もしかしてもしかしたら、お届けできるかもしれません。
(在庫がない場合はごめんなさい。。。)











2017-01-28

私のきもち、お菓子のかたち  バレンタインその2



年末のある日、町の南西にずんずん向かって辿り着いたのは、ここ北欧?というすてきなお家。
さっそく大人2名、幼児1名、乳児1名が円卓を囲みヒソヒソとバレンタインの作戦会議
(プロジェクターに映るのはアルプスの少女ハイジ)。
可憐なピンクのグスタフスベリの珈琲カップを両手で包みながら決まったのは3点。

1、ホッとあたたかい気持ちになるモノ
2、色んな種類を少しずつではなく、パウンドケーキ1台
3、ありんこスペシャル


そして妄想をフル稼働して着地したお菓子。
それは、”私”という誰かの心・恋の模様をお菓子のかたちにしたパウンドケーキ
通常のパウンド型ではなく、かわいくてホッとする◯型で焼きます。


登場するのは、まずピスタチオのバターケーキ。
ピスタチオは過去にも書きましたが、一口食べて「美味しい」と思った瞬間に
記憶が消去されてしまう不思議な食べ物。
曖昧とした何だろう?という不確かさ・不思議さが魅力です。
濃縮されたペーストは色々人工的なので×。ピスタチオホールを直前に挽きます。
ピスタチオの味を探してみてください。


次はヘーゼルナッツとキャラメルのフィナンシェ。
フィナンシェはもともと焦がしバター(ブールノアゼット)を使います。
さらに砂糖にギリギリまで火を入れたキャラメルと、挽きたてのヘーゼルナッツパウダーを使って香ばしく。
ジェラシーや焦がれる思い…...ちょっとした刺激を与えてくれます。

味わいのある脇役として、少しビターなフランスチョコを使ったガトーショコラを。
ほんのりとした甘さのなかに、キュンとするほろ苦さ、
落ち着いたおとなの静けさ。

この3種類を、底抜けに明るくて優しいオレンジケーキで包み込むように一緒に丸く焼き上げます。


どれもそれぞれいい味を出していますが、カットするといろんなお菓子が現れ1つとして同じではない断面が楽しめます。
本当は、人の心も色々あるから、一瞬一瞬変化するから味わい深くなるのかもしれません。


ピスタチオもヘーゼルナッツもビターなチョコも、ふだんは使わない素材。
有機栽培の生のネーブルオレンジも、今しか手に入りません。
この機会だけの、NATURさんだけでのお菓子です。


これまで通販をご利用の方にはご存知の”紙モノ”をおつけして、
冬のこの寒い季節にホッと心がゆるむようなモノを数量限定でNATURさんで販売していただきます。

直径12センチ、高さ約7.5センチ、重さ約560グラム、12カットできるくらいの大きさです。
1台(箱)3000円。
賞味期限は、お手にしていただいてから約2週間くらいがおすすめ。
原材料でアレルギーに関連する素材は、小麦粉、乳製品、卵、ナッツ、オレンジ、ココアなどです。
(原材料の段階で大豆等を扱う工場で製造されています)。

ご不明点など商品内容に関しては、ありんこ菓子店(patisserie_arinco@ybb.ne.jp)へ。
販売に関しては、NATURさんへお問い合わせください(☎0267-31-0737)

2月4日〜14日までお取り扱いいただきます。
どうぞNATURさんの素敵な北欧のインテリアや雑貨や作品をお楽しみながら、
お菓子もご検討ください。

あわせまして、4(土)・5(日)・11(土)・12(日)は13−16時ごろまで、何かしらお菓子をご用意してNATURさんに出勤(!?)しております(ちいさなaricafeごっこ)。ご希望の方には可愛い紙コップでの温かい紅茶をNATURさんがふるまってくださるそうです。ぜひお立ち寄りください。
ぼっちになるとさびしいので!!よろしくお願いします!!






2017-01-27

恋だの愛だの からの バレンタインその1


その人は、上の洋書部門で働くフリーター。後ろ姿はシャンプー&リンスのCMに出てきそうなサラサラロングヘアーで、振り返ると端正な顔立ちにした...金八先生…。

社会人になりたてのころ、東大正門前にある小さな出版社の営業部門にいた。営業といっても、電話注文を受けて梱包して発送するという、思い描いていた世界とは離れた事務色=グレーな日々。お昼の休憩時間は隣の隣にあるアンデルセンで菓子パンを2つ買って、東大の敷地にあるベンチで食べながら独り光合成をしていた。

少し仕事に慣れてきたころ、たったったと階段をおりるサンダルの足音が耳に入ってきた。いつもの音に急に初めて気づいて、目を上げたら、きれいな顔立ちの金八先生、もといシマダさんが、梱包した洋書を集荷台に置いて、振り向いてニコ、としてくれた。

なぜだか忘れてしまったけれど、その日はいいお天気で、定時で退社した私とシマダさんは皇居のお堀のまわりを歩いていた。

「ここ、高校のころよく走っていたんですよ」と私。
「そう…」とシマダ氏。
「ここ、パレスサイドビル、父の働いている会社で」と私。
「そう…」とシマダ氏。

…話が...盛り上がらない…
いかん、これはいかん、なにか会話がつながるような話題を、、、
シマダさんは澁澤龍彦をこよなく愛し、同人誌でエロティシズム香る小説を書いていた。

立ち並ぶビルのシルエットが黄昏のなかで美しかった。だから、思わず訊いてしまったのだ。たぶん、「そう…だな…」くらいしか反応ないだろうけれど。

私「…...恋と愛、ってどうちがうんでしょうね……」シマダ「え””っ、ぜんっぜんっ違うでしょ!!!」私「(わわわ、びびびっくりしたー)ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。で、どうちがうんですか?(輝く瞳)」シマダ「だって、全然違うでしょ!」私「(そ、そうなんすね、さすが先輩!)どどどんなふうにちがうんすか(おせーてくれ先輩!!)」


シマダ氏は哀れんだような目になり、ゆっくりとこう教えてくれたのだった。


「あのね、鯉と、鮎は、全然、違う、でしょ?!」



その後どうしたかはさっぱりと憶えていないけれど、たぶん、東西線にのって泣きながら帰ったに違いない。



恋は鯉で、愛は鮎……。そうと言えなくもない…….かもしれない。だって、恋も愛も色んな形をしているから。


甘いようでほろ苦くてちょっとしょっぱいあの日を思い出しつつ、バレンタインその2につづく。