2017-10-15

齢幾つになれど我変わらず。



よく考えたら、今日は誕生日だ。
ここのところ食道を引っ張られているような苦しさの中にいる。

もうずいぶんと前のことだが、友達の車に載っけてもらっていた。

ラジオから「看護師の◯◯容疑者・三十一歳が……..を殺害して….」と流れて来たとき、
運転手の友達に、

「何で看護師なのに、人を殺すの???どうして???不思議じゃない???」と言ったら、

「そんなこと考えた事ないし、みんな考えないんじゃない?」

と返されて、ガーーーーーンとなった。


私は相当バカなのかもしれないけれども、乳製品アレルギー対応というのではなく「健康的」というウリでバターではなく植物性油を使って販売しているお菓子を、美味しいと思った事が一度もない。酸化した油のにおいがまずダメで、胃がもたれて気持ちが悪くなる。

「植物性油って高温になると酸化するよ?体に悪いよ?むしろ不健康だよ?なんでそんなことするのかな?」

と、全然関係のない人にきいても、たいていは引かれる。
ひどいときは、上から目線だ、とか、その人の勝手でしょ、買わなければいいでしょ、あなた何様ですか、とか、いろいろ言われる。

だって、健康的をウリにしているのに不健康って、意味がわからない。
本当にわからないんだ。

ついでに言うと、卵とバターを使わないマフィンもわからない。膨らますために、ベーキングパウダー(膨張剤)をたくさん使っているから。

何歳になってもわからないことがたくさんだな。
こんなこと書くのはよくないとか、きっと言われるんだろうな。
わからないのも、わかってもらえないのも、つらいもんだな。




 















2017-09-30

10月の営業日です。




 10月の営業日です:


17日(火)

21日(土)

25日(水)
29日(日)麦小舎さんBOOK-NiCK出張!
荒天中止の場合は、通常営業@ありんこ菓子店
当日朝までにブログでお知らせいたします 

営業時間:


11−16時





*お願い*

路上駐車はお断りしております。

生菓子は1ファミリー様2個までになります。
(クーラーボックスの携帯をお薦めしております)
エチケットを守れない方のご入店はお断りしております。
咳が出る方はマスクを、
やむを得ずトイレをお使いの場合は清潔にご利用を、
小型犬のだっこの際には足の泥を外で落としてください。
できれば車で待機してください。
お子様がドタバタしたり、商品を触る際はご両親が叱ってください。
16時に閉店します。速やかにお帰りください。
店内ではお菓子をお召し上がりいただけません。


いつも、ほとんどの方にはご協力いただき、感謝しております。
一部の方の「少しぐらい」の細やかでも強くはみ出たお気持ちが、
一日何人にも一人で接客すると、
心身ともに大きな負担になってきました。
ケースバイケースで「柔軟に」をモットーに頑張ってきましたが、
ちょっと限界です…..

どうぞご理解ください……..















2017-09-18

YOU & ME つづき。

1月某日、軽井沢のカフェで待っていた人は、午前中に高崎、間に軽井沢、夕方に長野というタイトなスケジュール。雪がまた降り始めた頃に、到着した。

いつものように重そうなリュックを背負って、ニット帽に眼鏡にグルグル巻きのマフラーで埋もれた小さな顔。

その方にお願いしたいことがあった。今年はありんこ菓子店の丸10年の節目の年。
このウェブの時代だからこその、特別な「紙モノ」を、ずっと、ずっと、ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(略)ーーーーーーーーっと、
今目の前にいる、編集者でライターの山村光春さんにつくってもらうことを、ホントにずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(略)ーーーーーーーーーーー(略)ーーーーーーーーーーっと、
夢見ていたのだった。

私からのお願いは、まるっと山村さんが好きなように作ってほしいこと、
山村さんならではの、雑貨のような存在感の紙モノがいいなぁということ、

地図とか住所とかなくていいです。
ロゴありません。
コンセプト?フィロゾフィ?ってやつですか? わが社はスキップメーカーであれ、です。
10年間、ありがとうございます、を伝えたいです。ARIGATEAUX! です。

そんなことをだだだだだと迫る時間の中話していると、山村さんの口からとんでもない提案が。写真撮影をありさんの好きな加藤新作さんにお願いしましょう。都合があえばやってくれると思います、って! っって!! っっっっっっっって!!!

この一瞬、(ベッドで人工呼吸器をつけていて、昏睡状態で、夢を見ているんじゃないか、きっとそうに違いない。そして目から涙がつつつつつーって流れているんだ)と妄想してしまった。←昭和の昼ドラを子どもの頃見過ぎ。

3月初旬、山村さんの内容と構成部分の提案があって、それ!それ!それでお願いします!!!
ということで、
数日後、撮影の日。

3月の光は午前11時から午後3時頃までしか撮影に適さない。
私のミッションは、山村さんリクエストのお菓子と、加藤さんリクエストのお菓子を手際よくつくること。

加藤さんのリクエストには2つ選択肢があって、1つは「マカロンのサーカス小屋で、動物達が一生懸命練習しているところ」。。。

頑張って作ったのが、前の投稿の画像。イメージはこんなんだった↓




マカロンのサーカス小屋も作って見てもらったら、あっさりともう1つのほうにしましょう、ということに(涙)あ、でもサーカス小屋の写真は最終的に小さめに入れてくれて(号泣)。


はてさて、おふたりのリクエスト(夢)のお菓子はどうなったのか?!
ずくなしのアリは緊張せずにちゃんとできたのか???
これって、10周年とどう関係しているのか?????

という、見どころ・読みどころ満載の、A3サイズ上質紙両面カラー2枚と、A4サイズ1枚を切ったり折ったりして家庭内製本工場でつくる、すんごい可愛い存在の紙モノができました。

まだ100セットくらいしか折って切っていないのですが、読むのがもったいなくなるような仕様にして、少しずつお世話になりました方々にお届けしたいと思います。












2017-08-31

9月の営業日です。 / 木木木






9月の営業日です:


14日(木)

19日(火)

23日(土)

27日(水)



営業時間:


11−16時





*お願い*

路上駐車はお断りしております。
(駐車スペースが狭くて申し訳ありません)


まだ暑い日がありますので、ぜひクーラーボックスをお持ちください。
(生菓子は1ファミリーさま2個までとなっております。申し訳ありません)


いつもご協力ありがとうございます。





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森さんと出逢ったのは、9歳の頃だった。

「困っているから来てほしい」と母の主治医から電話があった。
よくわからずに向かうと、そこにニコニコしている30代前半の日本人青年がいた。
旅の途中で知り合ったドイツ人のメモにある住所に訪ねて行ったら、
ドイツ語と日本語がお互いわからず、
たまたま日本人の患者であるウチにヘルプの電話を主治医がしてきたのだった。

突然現れた森さんは、女性にも男性にも子供にも赤ちゃんにさえ、
すぐに好かれてしまうような人だと、直感的にわかった。瞳が澄んでいた。
超人見知りの子供の私でさえ、森さんは特別だった。
そうだ、若かりし頃の三宅一生のような雰囲気で、無精髭でも品が漂っていた。
日本では自動車工場を営んでいるという。

2−3度、ドイツの我が家に寄ってくれた。
うちが日本に戻ってからは、お元気だと風の便りが届くくらいの、
でも忘れることのできない人。大好きな人。

11年前に四駆の程度のいい中古車を探すのに、
巡り巡って森さんにお願いすることになった。
そして納車のとき、
何十年ぶりに会ったのだ。
雰囲気そのままで、嬉しくなってお茶にお誘いした。


あのとき、なぜボンに来たのだろう、小さな町なのにと尋ねると、
「ぼくは、おやじの営む小さな自動車工場を子供の頃から手伝わされて、
それがイヤでイヤで。
本当は勉強がしたくて、学校に行きたくて、行かせてもらえなくて。
演劇とクラシック音楽が好きで、大人になったらベートーベンの生まれた町を絶対訪ねようって」

それから頑張って踏ん張って人並みの、それ以上の境遇になって、
自由に音楽が聴けて旅ができるようになって、
旅の途中に出逢ったドイツ人がベートーベンの生まれ故郷のボン在住で、
嬉しくて訪ねてみたけれどドイツ語ができず、
そして我が家に辿り着いたということだった。


「ベートーベンの故郷は夢かなって何度も行ったけれども、もうひとつ、
本当に好きだった演劇はできなかった。

でもね、今はこう思うんだ。
ぼくは、街場の自動車工場のおやじの役を、今この人生で、舞台で、演じているんだ、って」。
それで充分しあわせだ、と。


お茶をしていたカフェはガラス張りで、軽井沢の秋の夕暮れの美しさを森さんに見てもらえて、
嬉しくなってつい
「私はお菓子屋を、この地でやるんです。まだこれからですが、お菓子屋ができたら遊びに来てください」
とお伝えしたら、
「ぜったい、行くね」と。

笑顔で別れた。



訃報を聞いたのは、その1ヶ月後だった。
その瞬間、両親が目の前で崩れるようにひざまづいて泣いた。

お菓子屋をつくって、
そしてお菓子で喜んでもらうんだ。
そう決めてから、経験と費用を貯めるのに少ないけれども10年かけた。
ようやく土地を見つけ、設計が始まっていた。
なのに。

もう少しだったのに、
間に合わなかった。
もう少しだったのに、
見てもらえなかった。
もう少しだったのに、
食べてもらえなかった。

私の涙が悔しいのか悲しいのかもわからなかった。


翌年の2007年夏、
建物がようやくできあがり、
保健所・税務署の届けが済んで、
ありんこ菓子店は生まれた。


そして、10年が経った。




















2017-08-29

ありがとうございました。






27日のCAFEammiさんにたくさんの方々のご来店、本当にありがとうございました。
すぐに18席が満席になり、そのときのお客さまにも、そのあとのお客さまにも、
すごくお待たせしてしまいましたこと、お詫び申し上げます。

考えてみれば、紅茶をご用意するにも3分近い蒸らし時間がかかるので、
なんだかんだで少なくとも5分かかるとして、そうすると18番目の方に到達するまで単純に考えても90分。。。そのあとのお客さまは、、、と、どんどん遅れまして、
2時間半も待ってくださったとのこと。本当に本当にごめんなさい。

もしいつかまたチャンスがあれば、少しでもお待たせ時間が減るように作戦を練りたいと思います。

私のショボいipodを時計代わりにポッケに入れてあったので、4種類を別々の小さいお皿にとオーダーされたときの写真を1枚だけ急いで撮りました。


2017年夏・甘くてほろ苦い記念に。







2017-08-26

27日のごあんない。

この夏はエンディングロール中。車のきちゃないフロントガラスも秋の風景です。

さて、明日はCAFEammiさんに生菓子をお届けします。
もしかしてもしかしたら、すんごい早い栗にお目にかかれないかと
メニューを保留にしていたのですが、やっぱり早過ぎた模様。

栗ものはまたの機会にして、次の4種の生菓子を予定しています。
(パーツの焼きの部分は揃っていて、生部分は未明に仕上げます。。。失敗したら予定変わるかも?!)


・林檎のパイありんこ風
・葡萄と柚子のチーズタルト
・桃とネクタリンのショートケーキ
・木苺とブルーベリーのチョコローフ


各700円(外税)


プチレーズンサンドをおまけに添えようと思います。






アテンションプリーズ!な点です:

*お持ち帰りはありません。カフェでお召し上がりください。

*駐車場は、NATURhomeさん前の駐車場ではなく、
CAFE&RATTARATTARRさんの駐車場をご利用ください。
(NATURhomeさんとルヴァン美術館さんの間の道を左にカーブしたところにあります)。
※ルヴァン美術館さんの駐車場に間違えて置かれませんよう、ご注意ください。


実は、CAFEammiさんとは初のダブルス!です。
アウエーなので応援よろしくお願いいたします!!

あ!もちろん、CAFEammiさんの通常営業のメニューもお召し上がりいただけるようですよ!!


お目にかかれるのを愉しみにしています。








2017-08-23


今週末の日曜日、NATURhome敷地内のCAFEammiさんで
ひっそりと生菓子をご提供することになりました。

おそらく(あと数日後ですが、まだ決定してなくて。。。)、
晩夏の、そして初秋の生菓子を4種類、合計40個くらいご用意すると思います。


 NATURさんは、ハルニレテラスがオープン以来、私の中で群を抜いて大好きなお店です。
それは、なぜなのだろうと思ったとき、浮かぶのは、
どこかのどなたかのお客様に、喜んで頂きたい!!!!!という思いというか、
ベクトルが同じ方角で向かっているから、そうに違いないと思ってきました。

3年ちょっと前に、ぴっち部長という、ありんこ菓子店をオープンに導いてくれた猫が急逝したとき、
いろんな方がいろんな形で慰めの言葉を、弔いの品を届けてくださいました。

すべての方に全力の感謝をしている次第ですが、そのときNATURさんは私にとって憧れの存在でしかなかったのに、
愛兎のお友達の大切なリサラーソンの猫を、おもむろにエコバックから出して、
ぴっち部長のかわりにならないけれども、
と届けてくれたのです。

それ以来、私はNATURさんの方角に足を向けて寝ていません。
お声掛け頂けたら、できる精一杯を何でも、本当に何でも、する所存です。




今日は週末の生菓子に全神経を注ぐ(大げさですが、本当にそうなんです)前の最後の日です。
この別荘地に移って来てから仲良くしてくださる方と一緒にランチデートをしてきました。

私が蕎麦モードなので、その方が気になるお蕎麦屋さんに行ってきました。
軽井沢駅から18号を越えて、すぐあるそのお店は、今まで知らずにきたところ。
ふたりで三種盛りのお蕎麦を喜々と注文しました。
しかし。

三種のうちの十割蕎麦が、?、??、???という、危うい感じなのです。
気のせいかな?気のせいかな??気のせいかな????と思って着地した結論は、
腐敗という言葉でした。

一緒に居る人にも悪いし、少しずつ食べたのですが、私には週末のミッションがあります。
ここで調子を崩す訳にはいかない!と、出されたものは有り難くいただくべし、
という、今まで守って来た親のしつけに反して、残しました。
そして、会計の際に小声で残した訳を話しました。
同業者として、このままでは危険だと思ったからです。
ところが。

そのスタッフは「十割蕎麦は酸っぱいんです。よく言われますが、そういうものです」
(#ムキッ←いやいや、そんな程度のことなら食べちゃいます)

むっとして言われたので、ああ、この店はいずれつぶれるだろう、レジうしろのシンクも黒カビだらけだし、
何を言っても伝わらない。と、うなだれて店を後にしました。


そのあと行った好みのお店を三軒、でも心は一向に晴れずに、家に戻ってシンシンと2時間寝込みました。

そしてむくっと起き上がって、超猛烈に、猛然と、厨房を2時間かけて掃除しました。
きっと飲食関係の神様が、念入りに念入りに念入りに掃除したほうがいいよ、
と伝えてくれたのだと。




ありんこ菓子店は菓子製造業で、カフェではありません。
全力で衛生的につくったとしても、
お持ち帰り頂く過程でお菓子が徐々にその生命を終わらせて行きます。

だから。

保冷剤は安くはないですが、できるだけつけます。
耳にタコができて嫌われるくらい、
クーラーボックスの携帯をお願いしています。

その心は、ただ一つ。

私の目標は、お菓子という手段で、作った時の美味しさをできるだけ損なわずに、
喜んで頂きたいから。

その一つに尽きるから。

よく、この内容で儲けあるの?原価考えている?と

職種の違うお店のオーナーにさえ心配されていますが、

ありんこ菓子店は、

能力が細やかだったとしても、
やれるだけのことをやるだけ、
やりたいことは、それだけ、

なのです。


やれるだけをやって、
その対価としてこのくらいが上限かなという自分の価格感覚で値段をつけています。
お召し上がり頂いて、せめて、がっかりされないように。

安心とか安全はうたいません。当たり前すぎるから。

ただただ美味しいと喜んで頂けるように。



そうしたら、きっと私は、たとえダンプの後輪に押しつぶされて死んだとしても、
何があって命を落としても、悔いはないのです。


今日は蕎麦屋で悲し過ぎるできごとがあったので、
ワインを一本飲んで書いています。
だから大げさだし、お店のブログとしてどうかな(でもそれはいつもか。)、
っていう内容かもしれませんが、

1時間ぐらい号泣して書こうと思って生の声で書いているので、
それでいいのです。



おやすみなさい。みなさまに幸せがありますように。